治療方針

予防が第一ですが、トラブルが起きた場合でも、抜かないこと、痛みを与えないことをモットーに治療しています。

治った後もサポートを継続し、患者さんが一生自分の歯で食べられることが目標です。

僕が疑問に思うのは、歯の神経は当たり前のようにとりますが、指の神経だったらとるのでしょうか?
もしも、指の神経なら7割残せる可能性があれば、残す治療を選ぶはずです。
歯も同じで、天然の状態で残せるものは残していくべきだと考えています。

神経をとるメリットは痛みをなくすことだけです。
熱や痛みも感知しにくくなり、虫歯になっても気がつかなかったり、強く噛んでしまったり、コントロールが効かなくなってしまうデメリットがあります。
神経は大事なセンサーですから、寿命を伸ばすことにもつながります。

患者さんの状態を診て、患者さんには、歯の神経を残す治療の成功率は100%ではないと説明しますし、神経も歯も残せる可能性があれば、必ずエビデンスに基づいて、文献やデータをお見せしながら治療法と成功率をご提示します。
患者さんが納得された場合のみ治療を進めます。
そのためカウンセリングには1時間以上かけ、重症の方の場合は必要に応じてさらに時間をとります。
完治した後も、定期健診でメンテナンスを続け、データを把握します。

今まで、何もなかった方に、突発的に問題が起こったときは全身疾患を疑います。
糖尿病やがんといった私の専門外のものが発見されれば、すぐに大学病院なり専門医なりを必ず紹介します。

院長

歯科医師を目指した理由

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ドクターズ・ファイル より一部抜粋 doctorsfile.jp/h/16378/df/1/