歯科医師を目指した理由

使えるものは使い、残せるものは残す

高橋浩院長

私は物を直すのが好きなんです。
新品の物をすぐに与える家ではなかったので、子どもの頃から、自転車や機械など、壊れた物を自分で直して使っていました。

そこで学んだのは、お金を使わず頭を使うこと。それが医師をめざしたルーツかもしれません。
他にも修理する分野の職業はいろいろありましたが「歯科医師なら人の役に立てるかな」と選択しました。

今までいろいろなものを壊してきたので、歯科医師の仕事においても、どのくらいの力まで歯は耐えられるのか、この方向だと被せ物がうまくとれるとか、こうやればキレイにできるというイメージはパっと浮かびます。
機械や物なら直らなくても新しい物をお金で買えば済みますが、人間の体だとそうはいきません。

今ある歯や神経を極限まで残すために、どう治療を組み立てていくかを考えるのは面白いです。

使える物は使い、残せるものは残すという考えは歯科医師になってからずっと変わっていません。

印象に残っている患者さん

他の歯科医院で、全部抜歯して総義歯にすることを勧められていた50代の女性がいました。
考え方はさまざまですが、患者さんご本人が自分の歯を残したいと強く望まれていて、状態を見てみて、私なら抜歯しなくても大丈夫と判断しました。
治療には3年ほどかかりましたが、結局抜いたのは1本だけ。残せないと言われていた歯が残せたと、大変喜ばれました。
紹介を受けて来られても、診断して歯を残せない場合には、状況に応じてインプラントをお勧めすることもあります。
その際も、検査とカウンセリングを重ねて、治療方針と成功率をご提示します。
他の先生の意見も大事だと思うので、セカンド・オピニオンも得ていただき、患者さんの意志で選択をお願いしています。
また、歯科医院では患者さんは治療中に何をされているかが見えないので、治療後にはマイクロスコープの画像をお見せし、「今日はこうやって治療をしました。もしかすると夜に痛むかもしれません」など、細かく説明して不安を持ち帰ることのないように努めています。

今後の展望について

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院長からみなさまへ

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ドクターズ・ファイル より一部抜粋 http://doctorsfile.jp/h/16378/df/1/